猫が総合栄養食のウェットフードを食べない? カルカンのパウチから始めた味さがしの記録
本記事は広告(アフィリエイト)を含みます。実際に購入して試した正直な感想です。
猫の飲水量を増やしたいなら、水の飲ませ方よりウェットフードの割合を増やすほうが効く。 前回、論文を読んでその結論にたどり着きました。
ところが、うちには手前の問題がありました。 2匹が食べたことのあるウェットフードは、一時預かりさんのお宅から引き継いだ一般食だけ。総合栄養食は未経験です。 一時預かりさんとは、譲渡先が決まるまでのあいだ、猫をご自宅で預かってくれている方のことです。
そこで、食べてくれる総合栄養食のウェットフードを探し始めました。 結果から言うと、メーカーによる好き嫌いがはっきり出ています。
飲水量の話は、猫に水を飲ませる方法は?をご覧ください。
結論:カルカンは完食、いなばは全滅
6歳の短毛猫2匹(ルチ・ヴィー)に試した結果です。
- カルカンのパウチは3種類とも食べた。 ぬるま湯を15mL足しても完食
- いなばの総合栄養食は2種類ともダメだった。 同じ魚づくしでも、一般食とは別物あつかい
- ゼリー状の「お魚お肉ミックス」が、パテよりわずかに食いつきが良い印象
- ぬるま湯は15mLが上限。20mLにしたら食べない・吐くが起きた
食べるものが1メーカーしかないのは心もとないので、味さがしはまだ続きます。
一般食と総合栄養食は別物
先に用語の整理を少しだけ。
一般食は、ごはんのおかずにあたるもの。 そればかりでは栄養が足りません。一方、総合栄養食は、それと水だけで必要な栄養がそろうフードです。
ウェットの割合を増やすなら、切り替え先は総合栄養食。 ただ、猫にしてみれば「いつものおかず」ではない、知らない味が主食として出てくるわけです。ここでつまずきました。
カルカンのパウチ:戸惑いつつも初日から食べた
最初に選んだのは、近所のドラッグストアで買えたカルカンのパウチ。 食いつきが良いという話を見かけたのと、切らしたときにすぐ買い足せるのが理由です。
店頭にはパテのものしか並んでいなかったので、まずはパテを2種類買いました。
最初に出したのは「やわらかパテ とりささみ」。 出した直後は、慣れない匂いに一瞬戸惑ったように見えました。それでも、ひと口食べ始めてからは普通に完食。幸先の良いスタートでした。
そのあと試したのも含めて、3種類とも食べています。
- カルカン パウチ やわらかパテ とりささみ
- カルカン パウチ やわらかパテ かつお
- カルカン パウチ お魚お肉ミックス まぐろかつおささみ
わずかに食いつきが良かったのは、ゼリー状のお魚お肉ミックスでした。 もともと食べていた一般食(いなばの魚づくし)もゼリー系なので、食感が近かったのが良かったのかもしれません。あくまで見た印象なので、断定はできませんが。
一気には食べないタイプなので、60gのパウチを半分ずつ、ルチとヴィーに分けています。
やわらかパテ とりささみ
最初に出した1つ。戸惑いはしたものの、そのまま完食でした。
やわらかパテ かつお
最初に買ったもう1つ。魚系も試しておきたかったので、あわせて選びました。こちらも問題なく食べています。
お魚お肉ミックス まぐろかつおささみ
好きな食感を知りたくて追加した1つ。3種類のなかでは、いちばん食いつきが良い印象でした。もともと食べていた一般食に近いゼリー状です。
ぬるま湯は15mLまで:20mLで失敗した
ウェットに切り替えた目的は水分なので、フードにぬるま湯を足しています。 人肌くらいの温度のものを、1食あたり15mL。
最初から15mL入れたわけではありません。 食べると分かってから、5mL・10mL・15mLと少しずつ増やしました。
20mLまで増やしたところで、2匹とも別のかたちでダメが出ます。
- ヴィー:水っぽくなったせいか、食べないことがあった
- ルチ:一気に飲みすぎて吐いた
そこで15mLに戻し、いまはそこで止めています。
ぬるま湯は、出し終わりのパウチに入れて残りかすを出し切る使い方が便利でした。 スプーンでかき出すよりも楽に、パウチに入っている全量を食べてもらえます。
食べ残しが出ることはありますが、猫の食べ方としてあり得る範囲。 その場合はキッチンペーパーで拭き取って捨てています。
いなばの総合栄養食:同じ魚づくしでも食べなかった
メーカーが1つだけだと、供給が止まったときに困ります。 もう1メーカー増やしたくて、次に選んだのがいなばでした。
うちの2匹が一般食で食べていたのが、いなばの魚づくしと出汁スープ。 同じメーカーの総合栄養食なら食べるだろう、という読みです。
試したのは2種類。
- 魚づくしの総合栄養食
- CIAO(チャオ)の総合栄養食
結果は全くの不評でした。
ヴィーはひと舐めから数口でやめてしまい、ルチにいたっては匂いを嗅いだだけで食べません。 同じ魚づくしでも、一般食と総合栄養食では味も匂いもかなり違うようです。
あきらめきれず、こんなことも試しました。
- 電子レンジで3秒温めて、匂いを立たせる
- ぬるま湯を5mL加える
- 日を置いて、2〜3日おきに3回出してみる
どれもダメでした。 ヴィーは何口か食べることもありましたが、ルチは最後まで口をつけず。3回で見切りをつけて、残りは猫飼いの知人に譲りました。 その後どうだったかは聞いていませんが、合う子には合うのだと思います。
試した5種類と2匹の反応
| 商品 | 種類 | ルチ | ヴィー |
|---|---|---|---|
| カルカン パウチ やわらかパテ とりささみ | 総合栄養食 | 完食 | 完食 |
| カルカン パウチ やわらかパテ かつお | 総合栄養食 | 完食 | 完食 |
| カルカン パウチ お魚お肉ミックス まぐろかつおささみ | 総合栄養食 | 完食(食いつき良) | 完食(食いつき良) |
| いなば 魚づくし | 総合栄養食 | 匂いのみで拒否 | 数口食べることもあったが、それ以上食べず |
| CIAO | 総合栄養食 | 匂いのみで拒否 | ひと舐めで終了 |
同じメーカーの一般食を食べていても、総合栄養食を食べるとは限らない。 これが今回いちばん意外だった点です。
いまの食事ルーティン
1日4食のうち、ウェットは1〜2食にしています。
- 7時:ドライ
- 12時:日中に人が家にいられる日はウェット
- 18時:ウェット(毎日)
- 23時:ドライ
日中だれもいない日は12時の分をドライにするので、ウェットは夕方の1食だけ。 置いたままにできないのがウェットの難点なので、ここは割り切っています。
食事の時間を区切った経緯は、猫のダイエット 食事の量はどう決める?をご覧ください。
飲水回数は横ばい:増えるのは1回あたりの量
Catlog で見ている飲水回数は、いまのところほぼ横ばい。 ただ、ここが増える想定はしていません。ウェットに変えても、水飲み場に行く回数そのものは変わらないためです。
期待しているのは、1回あたりに入る量のほうです。 器の水には、こぼれる分や蒸発する分があるもの。一方、フードと一緒に出した15mLは、食べきればそのまま体に入ります。
回数が同じまま1回あたりの量が増えていれば、摂取量としては増えている計算になります。 とはいえ、これは筆者の推測。 切り替えてからまだ日が浅いので、11月ごろに尿検査を受けて確かめるつもりです。尿比重が下がっていれば、この方向で合っていたと言えます。
Catlog で測っている数字については、Catlog を1か月使った記録をご覧ください。
やってみて分かったこと
ここまでで気づいたことを挙げておきます。
- 同じメーカーでも、一般食と総合栄養食は別の食べ物だった。 魚づくしは一般食なら食べるのに、総合栄養食は匂いだけで拒否された
- 食感が近いものから試すと当たりやすかった。 一般食がゼリー系だったうちの2匹は、ゼリー状のものへの反応が良かった
- 水を足す量は、少しずつ増やして正解だった。 いきなり20mLにしていたら、ウェットそのものを警戒されていたかもしれない
- 上限は猫によって違う。 同じ20mLでも、食べなくなる子と吐く子に分かれた
- ダメなものは3回でだいたい決まった。 温めても日を置いても、ルチは口をつけなかった
まとめ
総合栄養食のウェットフードを探し始めた記録でした。
- カルカンのパウチは3種類とも完食。ぬるま湯15mLを足しても食べる
- いなばの総合栄養食(魚づくし・CIAO)は2匹とも拒否
- ゼリー状の「お魚お肉ミックス」が、パテより反応が良い印象
- ぬるま湯は15mLが上限。20mLで食べない・吐くが起きた
- 飲水回数は横ばい。ただ、増えてほしいのは1回あたりの量。確認は11月ごろの尿検査で
次は、カルカンのほかの味や食感を試しつつ、いま食べているものと原材料が近いところからもう1メーカー増やしてみようと思います。 結果はまた記事にするつもりです。